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経済ジャーナリスト 片山修 | Osamu Katayama Official Website

片山修のずたぶくろⅡ

経済ジャーナリスト 片山修が、
日々目にする種々雑多なメディアのなかから、
気になる話題をピックアップしてコメントします。

日産の最新事情

日産は、米デトロイトで開幕した北米国際自動車ショーで
フルサイズのピックアップトラック「タイタンXD」を初披露しました。
「タイタンXD」は、日産にいかなる“巨人伝説”をもたらすのでしょうか。

北米はいま、好景気に沸き、その勢いが2020年までは続くのではないか
といわれています。
個人消費もいたって堅調です。
自動車市場もいまや完全に復活し、今後数年間、販売台数の増加が
見込まれています。

北米市場でいま一度、しっかりと足固めをし、安定した収益源とすることは、
日産のみならず、日本の自動車メーカーにとって最大の課題といっていいでしょう。
しかも、ガソリン価格の下落で、利益率の高い大型車市場には追い風が吹いています。
見逃す手はありません。

日産社長のカルロス・ゴーンさんは、北米国際自動車ショーにおいて、
「ピックアップ市場の攻略が、米シェア10%獲得のカギになる」
と述べました。
北米自動車市場は、年間1650万台を追う展開が予想されています。
ということは、「タイタンXD」をテコに、年間150万台から160万台を
獲得し、一気にシェアを拡大するのも、あながち手の届かない目標ではないわけです。

日産は、もともと2016年までの中期経営計画「日産パワー88」において、
世界市場シェア8%、営業利益率8%の目標を掲げています。
その目標達成にも、「タイタンXD」の成功は不可欠です。

国内はどうでしょうか。
日産は、国内生産台数100万台を掲げていますが、
2015年3月期の国内生産台数は100万台を割り込む見通しです。
しかも、日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した
2014年の「新車販売台数トップ10」には、三菱自動車と共同出資でつくった
「デイズ」がかろうじて7位に入っているだけです。

近年は、日産の小型車において目立ったヒットがありません。
技術はさておき、肝心要の小型車のヒットがない。
これは、日産の弱点ですよね。

ルノー日産は、2014年6月、独ダイムラーと資本・業務提携を結び、
プレミアムコンパクトカーの共同開発とメキシコにおける共同生産を進めています。
その成果はどうなのか。
日産ファンならずとも、発表が待たれますわね。

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