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経済ジャーナリスト 片山修 | Osamu Katayama Official Website

片山修のずたぶくろⅡ

経済ジャーナリスト 片山修が、
日々目にする種々雑多なメディアのなかから、
気になる話題をピックアップしてコメントします。

往年の日本車勢ぞろい、日比谷、銀座など

10月末に開幕する東京モーターショーに向けて、次世代エコカーやスポーツ車のコンセプトモデルなど、最新技術を盛り込んだ出展車両の概要が次々と明らかになっていますが、見どころはそれだけではない。

そもそも、「第1回全日本自動車ショウ」が東京・日比谷公園広場で開催されたのは、1954年。当時、庶民にとって車は「夢のまた夢」であったにもかかわらず、254社が参加し、展示車両は267台を超えた。ただし、乗用車は17台に過ぎず、展示車の多くは、トラックと二輪車だったんですね。

のちに「マイカー元年」と呼ばれる1966年に開かれた「第13回モーターショー」では、日産「サニー」とトヨタ「カローラ」が展示されるなど、大衆乗用車時代が幕を開けた。74年はオイルショックの影響で開催が中止され、75年以降は隔年開催となりました。

99年からは奇数年に「乗用車・二輪車ショー」、偶数年に「商用車ショー」を交互に開催、07年からは再び乗用車、商用車、二輪車を統合した総合ショーとなるなど、東京モーターショーは歴史を重ね、昨年2014年に60周年を迎えたんです。

それを記念して、10月24日(土)、東京モーターショー発祥の地である日比谷で、「東京モーターショー60周年記念パレード」が開催されますが、自動車ファンにとってはたまらないでしょうね。コースは、銀座みゆき通り、日比谷公園、日本橋、銀座をめぐる約6キロ。主催は、日本自動車工業会です。

記念パレードでは、1950年代から現在までの各時代を代表する乗用車、商用車、二輪車約70台がズラリ登場、巡回します。パレード車両には、日本自動車工業会会長の池史彦さんをはじめ、トヨタ社長の豊田章男さんなど、各社トップがドライバーとして参加するんですね。
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たとえば、池さんがハンドルを握るのは、ホンダの軽スポーツカー「S660」です。ホンダの四輪への道筋をつくった「S360」でないのが、残念といえば残念ですね。

なつかしいところでいえば、富士重工業社長の吉永泰之さんが、「国民車構想」の代名詞といってもいい「スバル360」を運転する予定です。また、いすゞ自動車社長の片山正則さんは、70年代の日本車を代表する「117クーペ」のハンドルを握る予定です。

東京モーターショーというと、最先端テクノロジーやコンセプトカーなど、とかく未来に目が向けられがちですが、歴史をつくってきた車を見ることで、日本のモータリゼーションの歴史を振り返るのもいいのではないでしょうか。自動車ファンには見逃せないイベントですね。

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