著作詳細
『マルチメディアの勝者は誰か』 熾烈な企業戦争の行方
マルチメディアの勝者は誰か
第1章 マルチメディアの覇権をかけたDVD標準化戦争
「世界規格」の獲得が至上命題
1 東芝がリード
2 コンピュータではソニーがリード
3 規格統一へのプロセス
第2章 家電を巻き込んだゲーム機戦争
1 セガとソニーが32ビット機で成功した理由
2 先手をかけた松下電器「リアル」の苦戦と巻き返し作戦
第3章 「利は我にあり」パソコンメーカーの戦略
1 マルチメディア端末はテレビかパソコンか
2 富士通の新マルチメディア戦略
3 米国メーカーに対抗するNECの戦略
第4章 商社を軸にCATVの主導権争いは激化
1 住商が"世界一"と組み王者を目指す
2 伊藤忠がタイム・ワーナー、東芝と組んで狙うこと
3 東急ケーブルの有線都市構想からの発想
4 さまざまなサービスの展開
第5章 PDAをめぐる先陣争い
1 NTTとソニーは成功するか
2 シャープの強さの秘密
第6章 ソフト戦争の関ヶ原
1 ヒットソフトを生むナムコの三つの企業哲学
2 バンダイはマルチメディアで大変貌
3 イマジニアの教育・家庭戦略
4 「パソコン+通信」とLANの時代
5 大企業に見るハードとソフトの一体化戦略
第7章 白兵戦が続くマルチメディア市場の攻防
1 カラオケこそマルチメディアだ
2 大日本印刷の電子メディア時代への対応
3 凸版印刷のエレクトロニクスへの取り組み
4 既設専用回線の多面活用を狙うセコムの野望
第8章 日米対決マルチメディア血風録
1 本当にアメリカは進んでいるのか
2 米国に対抗心を燃やすNTTと郵政省
第9章 21世紀・情報社会の未来像
1 ネティズン革命で仕事と暮らしはどう変わるのか
2 マルチメディア社会への七つの課題
あとがき
- 1995年12月29日 初版第1刷発行
- PHP研究所
- 234ページ
- ISBN4-569-54989-6