10月20日、拙著『パナソニック、「イノベーション量産」企業に進化する!』(PHP研究所)を上梓しました。
パナソニックは今年、創業100周年を迎えました。高度成長期に“家電王国”としてのしあがったパナソニックは、しかし、91年のバブル崩壊と同時に長い停滞期に入り、「変われない日本企業の象徴」といわれました。
そのパナソニックが、いま、変わろうとしています。
2012年に社長に就任した津賀一宏氏は、本社の縮小、カンパニー制導入、事業部制復活などの構造改革、またガバナンス改革などを推進してきました。
大量生産大量販売のビジネスモデルと決別し、前面に出していた家電事業のB2C(対消費者)ビジネスから、車載や住宅事業を中心とするB2B(対法人)ビジネスへと事業構造を転換。さらに、企業文化までも、根底から変革しようとしています。
本書は、パナソニックが悪弊を断ち切り、「イノベーション量産」企業に進化するための変革を追ったストーリーです。
日本製造業を代表するパナソニックが変わることは、一社が変わる以上の意味を持ちます。パナソニックの変革に学ぶことにより、多くの日本企業が、知恵と勇気を得られるはずです。
目次
第Ⅰ部 転換
第一章 「タテパナ」から「ヨコパナ」へ
第二章 ソリューションビジネスに挑む
第三章 システムサプライヤー「ティア1」を目指す
第Ⅱ部 再起
第四章 インド人への「お役立ち」に迫る
第五章 世界最先端市場・中国を軸に成長へ
第六章 新し家電のビジョン
第Ⅲ部 革新
第七章 100年先の未来への道筋
第八章 新・マネジメントの構築
ぜひ、ご一読ください。