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経済ジャーナリスト 片山修 | Osamu Katayama Official Website

片山修のずたぶくろⅡ

経済ジャーナリスト 片山修が、
日々目にする種々雑多なメディアのなかから、
気になる話題をピックアップしてコメントします。

商品改良した「マツダ3」、内燃機関へのこだわり

マツダは、「MAZDA3」に商品改良を加え、11月19日に発売を開始しました。目指すのは、「走る歓び」の進化です。ソフトウェアをアップデートすることで制御技術によるハードウェアの価値を進化させているんですね。


マツダは2019年に新世代ガソリンエンジン「SKYACTIV X」を搭載したコンパクトカー「MAZDA3」を発売しました。
「SKYACTIV X」は、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンのいいところ取りをした夢のエンジンです。SPCCI(火花着火制御圧縮着火)という新たな燃焼システムを採用した「SKYACTIV X」エンジンは、マツダのミスターエンジンといわれる人見光夫氏の長年にわたる研究開発の成果なんですね。

商品改良した「MAZDA3」は、エンジンとトランスミッションを制御するソフトウェアをアップデートすることで、「SKYACTIV X」のパフォーマンスを向上させています。
また、クリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV D」搭載車も、ソフトウェアのアップデートにより走行性能を向上させています。

つまり、商品改良した「MAZDA3」は、マツダの内燃機関へのこだわりを徹底追及したクルマといっていいでしょう。

エンジンにはできることが、まだまだある――。世界の自動車メーカーがEVに向けて大きく舵を切るなかで、マツダはあくまでも内燃機関の進化にこだわります。

というのも、マツダは、温室効果ガスの削減には、将来的にも大多数を占めるであろう内燃機関の改良がもっとも重要だと考えているからです。加えて、「ウェル・トウ・ホイール(原料採掘から使用まで)」の面からも、まだまだガソリン車やディーゼル車は重要だと考えています。

ただ、逆にいえば、マツダにはエンジンしかないともいえます。スモールプレーヤーのマツダが世界の自動車業界で生き残るには、強みに特化するしかない。

マツダは現在、過度に台数を追わずに台当たり利益を高めるブランド価値経営を進めています。ソフトウェアのアップデートによる走行性能の向上は、その一環といえます。

いずれにしても、内燃機関の進化へのこだわりは、マツダの生きる道といっていいでしょう。

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