世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)が24日に発表した2021年の旅行・観光競争力ランキングで、日本が初の首位を獲得しました。ホテルなど観光客向けのインフラや豊富な観光資源が評価されました。
政府は6月から訪日外国人の団体客受け入れを始める方針で、いよいよインバウンドの本格再開が近づいていますが、課題となるのは、オーバーツーリズムへの対応です。
コロナ前、日本の観光地には、キャパシティ以上の観光客が押し寄せ、混雑やマナー違反などの問題が地域住民の生活や自然にマイナス影響を及ぼしました。インバウンドの本格再開にあたっては、「量」より「質」の観光を目指したいものです。
あわせて、シームレスな移動を実現する「MaaS」などのツールを活用して、観光客の満足度を上げることを考える必要があります。
新しいツールの活用で、日本の観光競争力は底上げできるはずです。