4月3日、パナソニックは都内で「Creative! 新提案・家族をつなぐ暮らし」記者発表会を行いました。
※パナソニックアプライアンス社副社長の河野明さん
紹介された商品のひとつが、パナソニックのブルーレイディスクレコーダー「おうちクラウドディーガ」です。「おうちクラウドディーガ」は、テレビ番組の録画だけでなく、ディーガにためた写真や動画、音楽などのコンテンツをスマートフォンやタブレットで楽しめる「IoT家電」なんですね。
「私たちは、『毎日を、ちょっとクリエイティブに。』というメッセージを掲げ、日本のあらゆる世代のお客さまへ、パナソニックらしい新しい暮らしのお役立ちをご提案してきました。なかでも、新たなコアになりつつある、共働きの世代へ、家電の提案で実現できる暮らしのお役立ちを提案しています」
と、冒頭のプレゼンテーションで、パナソニックアプライアンス社副社長の河野明さんは語りました。
「おうちクラウドディーガ」には、通常のブルーレイディスクレコーダーにはない、新しい使い道があります。この日の発表会では、そのデモンストレーションがありました。
例えば、1人のお子さんがいる3人家族のケースです。
※「おうちクラウドディーガ」の活用イメージ
まず、休日にお父さんとお子さんが公園に行ってサッカーを楽しみます。お父さんは、お子さんの写真や動画をスマートフォンで撮影します。
①公園でお父さんがお子さんの写真や動画をスマートフォンで撮影
お父さんは、撮影した写真や動画を、その場から、自宅の「おうちクラウドディーガ」に送信します。
②その場で公園から自宅の「おうちクラウドディーガ」に送信
自宅では、撮りためた写真や動画をお母さんと3人で、自宅のテレビに映し出し、楽しむことができます。
③撮影した写真や動画をお母さんと一緒に自宅で鑑賞
また、撮影した写真や動画を遠方に住むおばあちゃんのおうちの「おうちクラウドディーガ」に送る。すると、写真や動画を受け取ったおばあちゃんは、自宅の大画面のテレビで楽しむことができる。
④遠方に住むおばあちゃんも、大画面で写真や動画を見られる
「パナソニックがご提案する、新たなクリエイティブのテーマは『家族をつなぐ』です。一緒の時間をもっと大切にしたい。離れていても、コミュニケーションではつながっていたいという、家族の想いに応えるご提案です」
と、河野さんはコメントしました。
パナソニックによれば、家族で過ごす時間は、リビングに居る時間が最も長いそうです。ですが、「リビングで過ごす時、家族それぞれどのように過ごしていますか?」という質問に対して、64.8%の方が、「別々の事をしている」という調査結果が出たといいます。
「おうちクラウドディーガ」を使えば、テレビ番組の録画や視聴だけでなく、スマホで撮った写真や動画、音楽などを、リビングの大画面テレビで、みんなで楽しむことができる。逆に、ディーガでバックアップした動画、録りためた映画やドラマ、音楽などを、スマートフォンやタブレットで、いつでも好きな場所で楽しむこともできます。
いまや家電は、「性能」だけを競う時代ではありません。インターネットにつながることは当たり前になり、それによって用途も広がっている。そのなかで、求められるのは、製品を使って“体験”できる“コト”の価値です。パナソニックは、「おうちクラウドディーガ」で、「家族とつながる」体験を売ろうとしているんですね。
日本の黒物家電は、長く、性能重視に偏っていました。「モノからコトへ」の流れは、ここにきてようやく、形になり始めている印象ですね。