日野自動車、信頼を回復できるのか
2022年4月27日
日野自動車の決算説明会は、エンジン認証に関する不正行為の「お詫び」から始まりました。この問題で、国交省は関連する4種類のエンジンの型式指定を取り消す厳しい行政処分を出しました。
下義生会長は取締役の任期満了に伴い6月の株主総会で退任すると発表。親会社のトヨタ自動車出身の小木曽聡社長の続投は決まっています。法令順守意識の低さが招いた代償は大きいといえます。
どうすれば日野は信頼を回復できるのか。組織体制に問題はなかったのか。仕事の進め方にムリはなかったのか。現場と経営層とのコミュニケーション不足はなかったのか。抜本的な組織改革、構造改革に取り組むことでしか、日野の信頼回復の道はないと思います。