トヨタ自動車は15日、4年ぶりに全面改良した「新型クラウン」を発表しました。注目すべきは、1955年から続いてきたセダンタイプに加え、クロスオーバー、スポーツ、エステートの計4タイプの発売です。
そして、「新型クラウン」は初めて海外市場でも販売。すなわち輸出するというのです。社長の豊田章男さんは、「ジャパン・プライドの挑戦」と記者会見の席上、述べました。びっくりです。
「いつかはクラウン」とはいえ、セダンの衰退に象徴されるように、「クラウン」のステイタス時代は終わりを告げたと見ていいでしょう。現に、日産は「セドリック」をあっさり廃止した。
「悩みに悩みました」と、章男さんは述べました。そして「ロングセラーが生き残るには、自ら変わること」「世界にチャレンジするとはそういうこと」と、章男さんは語りました。
「クラウン」を変えるのは、章男さんにしかできません。ダイナミックな決断です。さすが章男さん、「やるねぇ……」です。