せんだって、東京電力会長の數土文夫さんにインタビューしました。
同会長に就任しておよそ半年、
「定量化ができなければ、マネジメントなどできるはずはない」
と、數土文夫さんはいい続けています。
総務部の仕事だろうと、広報部の仕事だろうと、
営業部の仕事だろうと、定量化できない仕事はないといって、
管理職に定量分析の徹底を求めています。
なぜ、数字が大事なのか。
「定量化をしなければ、責任が明確にならない」
と、數土さんはいいます。
数値化しなければ、自社の姿を正確に把握することはできません。
自社のパフォーマンスを他社と比較することもできません。
日産を復活に導いたカルロス・ゴーンさんは、
執拗なまでに、数字とコミットメントを求めました。
だからこそ、日産は復活したのです。
東京電力に限らず、日本企業の多くは、
変革のツールとして、十分に数字を活用しているとはいえません。
数値化は、マネジメントの質を大きく変えます。
これこそ、いまの日本企業に求められているのではないでしょうか。
もちろん、東電にとってもですね。
そのインタビュー記事は、『Voice』10月号に掲載されました。