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経済ジャーナリスト 片山修 | Osamu Katayama Official Website

片山修のずたぶくろⅡ

経済ジャーナリスト 片山修が、
日々目にする種々雑多なメディアのなかから、
気になる話題をピックアップしてコメントします。

SUVはホンダの屋台骨!

いまや、セダンよりSUVの時代ですよね。

ホンダのコンパクトSUV「ヴェゼル」がマイナーチェンジして今日発売されました。安全運転支援システムの「ホンダセンシング」を全車種に標準装備したほか、デザインや加速感を向上させたといいます。


※マイナーチェンジした「ヴェゼル」

「ヴェゼル」は、2013年12月の発売以来、14年、15年、16年と3年連続で国内のSUV新車販売台数ナンバー1でした。日本一売れているSUVでしたよね。昨年は、16年に発売されたトヨタ「CH-R」に抜かれたものの、引き続き国内SUVでは2位と健闘しています。

発売以来の国内累計販売台数は約31万1000台。国内だけではありません。「ヴェゼル」は「アコード」や「シビック」、「CR-V」などと同じくグローバルモデルです。例えば、北米は「HR-V」、中国の東風ホンダからは「XR-V」として販売されているんですね。

昨日の説明会の席上、ホンダ日本本部営業企画部商品ブランド課の大鹿雄也さんは、世界のSUV市場について次のように説明しました。
「SUVのグローバル市場の状況は、まさにSUVのブームといえるような状況にあると考えています。2009年以降、SUV市場は世界的に販売台数が大きく拡大しており、2009年に対して足下ではおよそ3倍の規模になっています」

もっとも、ホンダのSUVといえば、ミッドサイズの「CR-V」ですよね。
「『CR-V』は販売の柱となっておりまして、2013年から2016年、年間販売台数70万台程度で、ホンダのなかでもいちばん販売台数が多かったモデルです。『ヴェゼル』は、2014年以降大きく台数を伸ばしており、現在、『CR-V』と並ぶくらいの台数まで拡大しております。『CR-V』と『ヴェゼル』は、ホンダのグローバルの販売を支える屋台骨になってきていると考えております」(大鹿さん)

つまり、ホンダのSUVは、「CR-V」と「ヴェゼル」を合わせて年間約140万台。ホンダの世界販売台数は約500万台ですから、世界で売れるホンダ車のうち、3~4台に1台はSUVということになります。まさに屋台骨ですね。

SUVには各社が注力していて、昨年の国内販売の車名別ランキングを見ると、トヨタ「CH-R」(4位)、ホンダ「ヴェゼル」(15位)に加えて、トヨタ「ハリアー」(16位)、日産「エクストレイル」(19位)、マツダ「CX-5」(26位)などがベスト30に含まれています。

ホンダも、「CR-V」は国内では2016年に販売終了となっていましたが、今年、復活予定です。SUV人気は、しばらく続きそうですね。

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