Loading...

経済ジャーナリスト 片山修 | Osamu Katayama Official Website

片山修のずたぶくろⅡ

経済ジャーナリスト 片山修が、
日々目にする種々雑多なメディアのなかから、
気になる話題をピックアップしてコメントします。

<片山修の新著のお知らせ『ふるさと革命――“消滅”に挑むリーダーたち』>

一昨日まで、このブログで<ふるさと革命①~⑥>として紹介してきましたが、拙著『ふるさと革命――“消滅”に挑むリーダーたち』(潮出版社)が、明日11月5日に発売されます。

20161104162257701_0001
2014年の“増田レポート”は、およそ1700の市区町村のうち約半数にあたる896の自治体を「消滅可能性都市」とする衝撃的な指摘をしました。
多くのふるさとは、このまま何もしなければ、遠くない将来に消えてなくなります。

地方から都市に一方的に人が集中し続ければ、地方の人口は減り、その衰退は加速する。
しかし本来、地方と都市は表裏一体、相互依存関係にあります。地方が廃れれば、食料やエネルギー、人材などを地方に依存する都市は、立ち行かなくなる。
地方の窮状は、日本を揺るがす大問題なのです。

私は、月刊『潮』の連載「地域資本主義の時代」(2015年3月号から16年2月号)に加え、本書の執筆にあたって、日本全国津々浦々に足を運びました。そこで目にしたのは、人口減少と少子高齢化が進み、衰退が著しい地方の厳しい現実です。

しかし、多くの自治体では、「“消滅”に挑むリーダーたち」が立ち上がり、地方創生を実現しようと動き始めています。
地方創生とは、地域の個性や強みをいかすことです。地域の魅力を熟知する住民たちが、主体的かつ自由な発想で取り組まずに、地方創生はありえません。

本書では、観光、女性、移住・定住、町づくり、企業誘致、外国人目線、東北、空港戦略、地場産業という切り口から、全国の33の地域や企業を取材し、取り組みについて紹介しながら、成功要因を分析しています。

地方が未来を切り拓くためには、目の前の課題から逃げることなくチャレンジするしかありません。試されているのは、地方が自ら考え、行動を起こす力です。

衰退と再生――命運を分けるのは何か。

ぜひ、ご一読ください。

 片山修著『ふるさと革命――“消滅”に挑むリーダーたち』詳細ページ

 

<関連記事>
<ふるさと革命①>インバウンド誘致は高山市に学べ!
<ふるさと革命②>若者はなぜ神山町を目ざすのか
<ふるさと革命③>甲州ワインを世界へ!女性醸造家の挑戦
<ふるさと革命④>デンマーク育ちが和包丁を売るわけ
<ふるさと革命⑤>高松丸亀町商店街の復活劇
<ふるさと革命⑥>漁業の復活に賭けるCSN地方創生ネットワーク
<ふるさと革命⑦>”限界集落”色川地区が移住促進に成功したワケ

 

 

ページトップへ