東京モーターショーの会場の一角、お台場パレットタウンの巨大クリスマスツリーに煌びやかな明かりが灯りました。ツリーに点灯したのは、トヨタのFCV(燃料電池車)「ミライ」です。
※クルマから供給された電気で点灯した巨大クリスマスツリー
台風15号に見舞われた千葉県の災害地では、電動車が「走る電源」として活躍しました。
電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)に搭載されている大容量電池や、燃料電池車の発電システムが非常用電源となり、家電に電気を供給したり、スマートフォンの充電に使われたんですね。
お台場パレットタウンの屋外広場「パレットプラザ」で10月31日18時、「Wellcome HEART TREE」の点灯式が行われました。
会場には、トヨタのFCV「MIRAI」のほか、日産のEV「リーフ」、ホンダのFCV「クラリティ」が陳列されました。
電動キックボードに乗って登場したのは、ゲストのNONSTYLE井上さん、佐野ひなこさん、パンサー菅さん、尾形さん、ひょっこりはんさん、バイク川崎バイクさんです。
会場では、若い人たちや家族連れ、海外からの観光客が集まり、点灯された高さ10メートルのツリーを見上げていました。
イルミネーションの点灯に必要な電気をクルマから供給することができる――。
FCV「ミライ」によるツリーの点灯は、一般の人たちに「走る電源」としての電動車の活躍をわかりやすいかたちで提案したといっていいでしょうね。
今回の東京モーターショーが、これまでと様子が違うのは、ツリー点灯式のように、世代を超えて楽しめるイベントが盛りだくさんなことです。クルマ好きだけでなく、子どもも家族もみんなが一緒に楽しめる。これまでの殻を打ち破ったといえます。
「Wellcome HEART TREE」は、12月25日まで点灯されています。
※内容を一部訂正しました(11月2日)