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経済ジャーナリスト 片山修 | Osamu Katayama Official Website

片山修のずたぶくろⅡ

経済ジャーナリスト 片山修が、
日々目にする種々雑多なメディアのなかから、
気になる話題をピックアップしてコメントします。

サントリーワールドリサーチセンター⑤ 科学的評価で食の安全を守る

社会が発展し、食生活が豊かになるにつれ、人々の食の安全・安心に対する関心が高まっています。食の安全に対する関心の高まりに比例するかのように、食をめぐる不祥事も絶えませんよね。

現実問題として、安心・安全がなければ、美味しさを届けられないことは、いまさら指摘するまでもありません。

ましてや、食材のグローバル調達が進むなかで、食品の製造プロセスや、購買、偽装の防止など、安全管理がますます重要になっています。

食にかかわる製品の原材料、工程などの分析と安全性の評価を行っているのが、サントリーワールドリサーチセンター内に設けられた、「サントリービジネスエキスパート安全性科学センター」です。
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「安全性科学センター」は、サントリーグループが扱う、ウイスキーやビール、ワイン、水、ソフトドリンク、健康食品、サプリメントなど、すべての製品について、商品設計、原料調達、生産、流通における、品質保証を担っているんですね。

食の安心は、そもそも個人の価値観によるものが大きく、客観的な評価はむずかしいといわれていますが、こと食の安全に関しては、科学的な評価によって保証することができますよね。

「安全性科学センター」では、最新の分析機器を使って科学的な視点から、リスク評価や安全性に関する分析、検査を実施しています。

例えば、お客さまから製品の安全に関する指摘があった場合、どのように対処しているのでしょうか。

「『安全性科学センター』が、該当製品について、成分分析、官能検査などを実施し、営業拠点を通して、お客さまに報告しています」

とは、菅さんの説明です。

また、原材料から最終商品まで、微生物学的な側面から安全性を保証するために、微生物の検出なども行っているほか、製品が人の健康に与える影響についても調査しています。

「安全性科学センター」ではまた、国内外の信頼性の高いさまざまな情報源とネットワークを構築し、最新の分析技術を導入して、食品の安全性に関する問題を先取りしています。

つまり、サントリーワールドリサーチセンターの外部との垣根を超えた交流は、ここでも生かされているんですね。

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